個人事業主と法人の違い
個人事業主は、個人（親方）が主体となり、自己責任で事業を行うため、全責任は事業主（親方）が負うことになります。
例えば、銀行から借り入れをする場合、事業主（親方）本人の借入となるため、仮に返済不能になったら、事業主（親方）の財産を売ってでも返済する義務が発生します。
法人（例えば株式会社）の場合は、個人とは切り離し、『法人格』というものが形成され、全責任は法人格が負うことになります。会社が銀行から借り入れをした場合、経営者本人が個人保証をした場合を除き、法人の財産の範囲内で返済する義務が生じます。
個人事業主から法人にする場合
個人事業主で取得した建設業許可を法人の会社に引き継ぐことはできません。数年以内に事業所を法人（株式会社など）にしようとお考えの場合は、法人設立をしてから許可申請をした方がよいでしょう。個人事業主の形態で『建設業（新規）申請』をして、その後すぐに法人にする必要が生じると、建設業許可は新たに取り直しになります。
